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「本貫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

本貫の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
《よろこ》んで、慧能大師《えのうだいし》の石臼の物語をはじめ、 「慧能ガ厳父ノ本貫ハ范陽《はんよう》ナリ。左降《さこう》シテ嶺南ニ流レテ新州ノ百姓トナル。コノ....
水の女」より 著者:折口信夫
た。 国々の神部の乞食流離の生活が、神を諸方へ持ち搬んだ。これをてっとり神部の本貫については、まだまだ問題がありそうである。 私は実のところ、比沼のうなゐ神....
飛騨の顔」より 著者:坂口安吾
のヒダ王国というヒダはミノも含めた全体です。また信濃も一しょに含まれてこの一族の本貫本拠をなしていたとみてよろしい。越前の大野郡も含まれていたようだ。その古いミ....
火葬と大蔵」より 著者:喜田貞吉
文にも少からず見えている。賦役令に、丁匠役に赴いて道に死せば、これを路次に埋め、本貫に告げて家人の来り取るなくはこれを焼けとか、軍防令に、行軍の際兵士以上身死せ....
穀神としての牛に関する民俗」より 著者:中山太郎
も判然する。そればかりでなく我国の牛馬の分布から見るも、牛はこの和加布都努志命の本貫である出雲を中心として中国に多く飼われ、馬は近畿から東方へかけて盛んに用いら....
放免考」より 著者:喜田貞吉
果していかに落ち行いたであろうか。無論その原則としては「西宮記」にある通り、各自本貫に帰ってもとの公民に立ち戻った筈ではあるが、犯人にはもともと戸籍帳外の浮浪民....