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「本阿弥光悦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

本阿弥光悦の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
茶の本」より 著者:岡倉覚三
と思われる。絵画の一大派はその源を、茶人であり同時にまた塗師、陶器師として有名な本阿弥光悦に発している。彼の作品に比すれば、その孫の光甫や甥の子|光琳および乾山....
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
慾を思うからだ。「欠けたる摺鉢にても、時の間に合ふを、茶道の本意。」だといった。本阿弥光悦は、器物の貴いものは、過って取毀したときに、誰でもが気持よく思わないも....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
方に鷹ヶ峰というところがある、そこに「光悦寺」という小さな山寺があって、その昔、本阿弥光悦という物ずきが住んでいた、その寺があいているから、そこへ入って坊主にな....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ては通り難いというほどなのである。 本阿弥の辻に住んでいるところから、人呼んで本阿弥光悦というが、本名は次郎三郎、また本業は刀の鑑定と、研と、浄拭。――その三....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
るうちに、あのように御気さくなので、いつのまにか、馴々しゅう伺っておるので」 「本阿弥光悦どののお紹介わせで、私もいちど、柳町の扇屋でお目にかかりましたが、公卿....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
機会が多くなり、描かないまでも、また、興味を持つようになった。 いつだったか。本阿弥光悦の家で見た梁楷の栗鼠に落栗の図を観――その粗朴なうちに持つ王者の気品と....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
た。 その驚きのうちには、京都でも然るべき家がらの母堂といわれる妙秀尼やまた、本阿弥光悦ともある人の母子が、なんでこの山里の人も訪わぬ伽藍などに来て、しかも寺....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
戸初期の頃をながめても、一体に、むかしの人は、多芸多能であった。 こころみに、本阿弥光悦とか、灰屋紹由とか、松花堂|昭乗とか、あの頃の文化人らしい人々を端から....