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朱顔
「朱顔〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
朱顔の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜叉ヶ池」より 著者:泉鏡花
されはしねえだかん、待ちろ。(と抜足で寄って、小屋の戸の隙間を覗く。) 蟹五郎。
朱顔、蓬なる赤毛頭、緋の衣したる山伏の扮装。山牛蒡の葉にて捲いたる煙草を、シャと....
「四谷、赤坂」より 著者:宮島資夫
である。盆と正月の十六日には、閻魔堂の格子が開いて、がらんとした暗い堂の正面に、
朱顔に金の眼を光らせ、赤い口をかっと開いて、笏《しゃく》を持っていきり立った閻魔....