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杉原紙
「杉原紙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
杉原紙の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
《おりふし》年末の煤払《すすはら》いして屋根裏を改めると、棟木《むなぎ》の間より
杉原紙《すぎはらがみ》の一包みを捜し出し、見るにかの年玉金なり。全く鼠が盗み隠し....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
、この夜も敵味方の声が海鳴りのように遠くでしていた。 顕家が夜をあかして書いた
杉原紙十数枚にものぼる文章は、吉野朝廷へたてまつる彼の政治意見書であった。 上....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
レもしているし、汚れのひどい一書簡がある。これは、他の奉書文書とちがって、紙質も
杉原紙のように茶がかっており、何しろ、そッと披けないことには、折目からすぐ切れて....