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「杉田〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

杉田の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
ひざくりげ》に鞭打って、我が一行に馳《は》せ加わった三勇士がある。水戸の有志家|杉田恭介《すぎたきょうすけ》君、川又英《かわまたえい》君、及び水戸中学出身の津川....
青木の出京」より 著者:菊池寛
一 銀座のカフェ××××で、同僚の杉田と一緒に昼食を済した雄吉は、そこを出ると用事があって、上野方面へ行かねばなら....
蘭学事始」より 著者:菊池寛
杉田玄白が、新大橋の中邸を出て、本石町三丁目の長崎屋源右衛門方へ着いたのは、巳刻....
父帰る」より 著者:菊池寛
服になって寛《くつろ》ぎながら)兄さん! 今日僕は不思議な噂をきいたんですがね。杉田校長が古新町で、家《うち》のお父さんによく似た人に会ったというんですがね。 ....
近時政論考」より 著者:陸羯南
ぐれば、一方には小松原英太郎、関新吾、加藤九郎などの諸氏あり。他方には末広重恭、杉田定一、栗原亮一らの諸氏ありて政論のために禍を速きたること一、二回に止まらず。....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
たのは、幕府で設けた蕃書調所なぞのすでに開かれていると聞くことだった。箕作阮甫、杉田成卿なぞの蘭学者を中心に、諸人所蔵の蕃書の翻訳がそこで始まっていた。 この....
鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
新宿二丁目三八番地松山」が出したものであり、後者は「板橋区上板橋五丁目六二九番地杉田」が出したものであった。それらの番地を当ってみたところ松山という家も杉田とい....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
関大尉の姿が見えない。 どうしたというのだろう。 大尉の身のまわりをしている杉田二等水兵が副長の前によびだされた。 「川上機関大尉の上陸したのを知っているか....
寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
であった。 この講談は町奉行所の与力鈴木藤吉郎を主人公として、それに上野の寺侍杉田|大内蔵と柳橋の芸妓小染を配したもので、「三組盃」の題名はこの三人を意味する....
無人島に生きる十六人」より 著者:須川邦彦
とうぶんのあいだは、老巧な小笠原と、水夫長と、たびたび難船している、漁夫の小川と杉田がいい。この四人を、夜の当番にきめよう。私は、腹をきめた。 「夜の見はり番は....
貞操問答」より 著者:菊池寛
着かない、わくわくした落着かない気持がした。 二、三日して、美和子が、お友達の杉田よし子という少女を連れて来た。顔立のいいというわけではなかったが、色白で骨細....
十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
品の情人。……藤兵衛の売っていたこの薬? ……玄伯老にでも訊ねてみよう) 蘭医杉田玄伯の家へ、貝十郎がはいって行ったのは、初夜を過ごした頃であった。 ....
大鵬のゆくえ」より 著者:国枝史郎
まず放蕩は嫌い、好きなものは武道と学問。わけても陽明学を好み、傍ら大槻玄沢の弟子杉田|忠恕の邸へ通って蘭学を修めようというのだから鷹にしても上の部だ。 二十八....
月世界競争探検」より 著者:押川春浪
のお姿が見えない処を見れば、どこか他に安全な処におらるるに違いない。その上助手の杉田も一伴だのに、二人ながら居ないとすればきっと、この附近に逃れておらるるだろう....
芝、麻布」より 著者:小山内薫
雄、大貫晶川、木村荘太などであった。別に、客員として、今では精神病の大家になった杉田直樹などがいた。 木村荘太の家兄が芝浜館の経営をしていた。そこで、荘太の斡....