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李太白
「李太白〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
李太白の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
うか? 僕は未だに覚えている。月明りの仄《ほの》めいた洛陽《らくよう》の廃都に、
李太白《りたいはく》の詩の一行さえ知らぬ無数の蟻の群を憐《あわれ》んだことを!
....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
小説に出ている。その小説には玄宗皇帝と楊貴妃が、牡丹亭で喋々喃々の光景を、詩人の
李太白が涎を垂らして牡丹の葉蔭から見ている絵なぞがあって、支那一流の大|甘物だが....
「田端日記」より 著者:芥川竜之介
と、赤木桁平が、帷子の上に縞絽の羽織か何かひっかけてやって来た。 赤木は昔から
李太白が贔屓で、将進酒にはウェルトシュメルツがあると云うような事を云う男だから、....
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
二者の加算たる和が大きくなる。)例えば*芭蕉や、ゲーテや、ニイチェや、ランボー、
李太白《りたいはく》やが、悉《ことごと》く皆そうであった。彼等は一方で熱烈なる生....
「岷山の隠士」より 著者:国枝史郎
「李広の後裔だということだね」 「涼武昭王※の末だよ」 ――青蓮居士謫仙人、
李太白の素性なるものは、はっきり解っていないらしい。 金持が死ぬと相続問題が起....
「魔都」より 著者:久生十蘭
聞いたことはありません。唄うというならば一体どういう風にして唄うのですか。まさか
李太白の鶴のように「松籟譜」を朗誦するというのではありますまいね」
「
李太白どこ....
「なよたけ」より 著者:加藤道夫
父さん。そりゃ、僕だって三史や五経の教訓の立派なことくらいようく分っています。「
李太白」だって僕には涙の出るほど有難い書物です。だけど、あの教義をただ断片的に暗....