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李鴻章
「李鴻章〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
李鴻章の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道草」より 著者:夏目漱石
た。殺風景を極めたその室の中には生憎《あいにく》額も掛物も掛っていなかった。 「
李鴻章《りこうしょう》の書は好きですか」 彼は突然こんな問を発した。健三は好き....
「新生」より 著者:島崎藤村
方《うしろ》にして出て来た故国の春の方へ岸本の心を誘った。彼は上海の方で見て来た
李鴻章《りこうしょう》の故廟《こびょう》に咲いた桃の花がそこにも春の深さを語って....
「新疆所感」より 著者:日野強
を見て、もってすでにその有とす』云々。露国の隠謀を道破してあまりありというべし。
李鴻章の如きは、露国の仮装的強硬の態度に辟易し、むしろ新疆を放棄して後難を除くの....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
郎は、その九月、浅草座で真っ先に戦争劇を上演した。日本の新聞記者が捕虜になって、
李鴻章の前に牽き出されて気焔を吐くというような場面が主になっていて、他は新聞の戦....
「「プラーゲ旋風」の話」より 著者:山下博章
左衛門が生麦事件を惹起し、明治になってからも、露国皇太子に切り付けた津田三蔵や、
李鴻章を狙撃した平山六之助などと云う、エライ愛国者が飛び出していたが昭和の聖代に....