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村君
「村君〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
村君の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「水の三日」より 著者:芥川竜之介
いた上原君の顔が、窓からさす日の光で赤く見える。入口に近い机の上では、七条君や下
村君やその他僕が名を知らない卒業生諸君が、寄附の浴衣《ゆかた》やら手ぬぐいやら晒....
「路上」より 著者:芥川竜之介
、時々無遠慮に鼻を鳴らしていたが、やがて急に思いついたという調子で、
「おい、野
村君が来ているのを知っているか。」
「知っている。」
俊助は小声でこう答えなが....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
の公器たる解散権を自己政党の内紛鎮圧に利用せんとするものであり、われら、これは北
村君がいうがごとく一種のクーデターであると断言するものであります。さきに、政府方....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
に相撲部に手を引くように頼みに行った。ところが議論をつくし説得しているうちに、稲
村君の持っている鉄棒が問題になり乱闘に発展した。 やがて不気味なふん囲気の中に....
「或る女」より 著者:有島武郎
。
「あなたは木村と学校が同じでいらしったのね」
「そうですよ、級は木村の……木
村君のほうが二つも上でしたがね」
「あなたはあの人をどうお思いになって」
まる....
「或る女」より 著者:有島武郎
あるだけにことさらすげなく響いて来た。そして今度は古藤のほうから、
「木村……木
村君はどうしています。あなた会ったんですか」
とはっきり聞こえて来た。葉子はす....
「紅黄録」より 著者:伊藤左千夫
をふくんで何となし肌当たりのよい風がおのずと気分をのびのびさせる。毎夕の対酌に河
村君は予に語った。妻に子がなければ妻のやつは心細がって気もみをする、親類のやつら....
「浜菊」より 著者:伊藤左千夫
」 「ハハハハこりゃ少し恐れ入るな。意外な所で、然も意外な小言を聞いたもんだ。岡
村君、時代におくれるとか先んずるとか云って騒いでるのは、自覚も定見もない青臭い手....
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
ころへもだいぶ送ってきた。そこで私が先日東京へ出ましたときに、先生が「ドウです内
村君、あなたは『基督教青年』をドウお考えなさいますか」と問われたから、私は真面目....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
。誰でもいいから、こんな気味のわるい事件は早く解決してもらいたいと思いますよ。帆
村君は、どういう風に考えているのですか」 そういったのは、この鉱山事務所の次長....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
わしつづけているのだった。 そのとき、臨時放送がはじまった。 アナウンサー田
村君の声が、いつになくきんきんとするどく響く。―― 「お待たせしました。臨時ニュ....
「怪塔王」より 著者:海野十三
の元気には負けてしまうぞ。――そして、一体君はどうして怪塔から抜けだしたのか。帆
村君はどうした。はやく聞かせてくれ」 3 一彦は塩田大尉の手あつい介....
「鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
、鞄が宙を飛んだって、仔猫の場合以上にふしぎだとはいえないわけですね」 「いや帆
村君、それは違うだろう。猫の子が宙を飛ぶのは許さるべきとしても、生《せい》なき鞄....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
ないのであろうか。 そのとき、卓上電話のベルが、ジリジリと鳴った。 「なに、帆
村君か」 湯河原中佐が、大きい声を出した。 「閣下も、お待ちかねだ。早く来給え....
「崩れる鬼影」より 著者:海野十三
んでみても、誰も返事をする者がありません。 「もしもし、兄を知りませんか」 「帆
村君かネ」と警部さんも訝しそうにあたりを振りかえってみました。「そこにいたと思っ....