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「村老〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

村老の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
母子叙情」より 著者:岡本かの子
でいれる器用な手つきだけのところに、文化人らしい趣を遺すだけで、あとは日々ただの村老に燻んで行った。彼女は従えられ鞣されて行った。 「おかしなことには、この都会....
十二支考」より 著者:南方熊楠
代酔篇』三八に、〈横州猿を捕えて入貢す、故に打ち捕るを事とするは皆南郷の人、旬日村老一人来り告ぐ、三百余人合囲して一小黒猿を独嶺上に得、もし二百人を益し、ことご....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
うに舞台を造っていたが、夜になると浪花節でもやるのだろう。そして、その時こそは全村老若こぞって参集するのかも知れない。 三匹の獅子は青年がやる。これに対して十....
三国志」より 著者:吉川英治
た百姓たちは、恐れて、われがちに逃げかくれた。 曹操は、それを眺めて、「地頭や村老をよべ」と命じ、やがて、恐る恐る揃って出た村長や百姓たちに向って、こう諭した....
みずうみ」より 著者:室生犀星
して烈しい息切れがした。――娘はふと何気なく父の顔を目に入れると、そこには弛んだ村老の落ち窪んだ力のない眼の光があった。娘は父親がともすると頼りない足もとで、よ....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
北甘楽郡富岡町曽木…………………………………………………………片目の鰻 利根郡東村老神………………………………………………………………神の戦 同 川場村川場湯....