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村費
「村費〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
村費の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ゼーロン」より 著者:牧野信一
る。人物を選むならば、なぜ村長や地主をモデルにしなかったのだろう。村長の像ならば
村費をもって記念像を作る議が可決されているし、地主ならば彼自らが自らの人徳を後世....
「瓶詰地獄」より 著者:夢野久作
日等の記入は不可能と被為存候。然れ共、尚何かの御参考と存じ、三個とも封瓶のまま、
村費にて御送附|申上候間、何卒御落手|相願度、此段|得貴意候 敬具 月 ....
「中庸」より 著者:坂口安吾
復して多くの書類をとりだした。余の机上にはたちまち堆い書類の山ができた。 「まず
村費をごらんなさい。いくらの収入があって、いくらの支出があったか。次に小学校新築....
「火の扉」より 著者:岸田国士
。三度の食事にことを欠くようになつた。もうこうしてはいられないと気がついた時は、
村費のなにがしを払う余裕も手もとにない有様だつた。 これで東京にでもいれば、と....
「不在地主」より 著者:小林多喜二
「なア、兄ちゃ、犬ど狼どどっち強えんだ。――犬だな。」 「道路のごとでな。今年も
村費が出ねんだとよ。」 「今年もか――何んのための
村費道路だんだ。馬鹿にする。又....