杜絶[語句情報] » 杜絶

「杜絶〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

杜絶の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或る女」より 著者:有島武郎
少しはずんだと思うと、どちらかに差しさわるような言葉が飛び出して、ぷつんと会話を杜絶《とだ》やしてしまった。 「貞《さあ》ちゃんやっぱり駄々《だだ》をこねるか」....
軍用鮫」より 著者:海野十三
ーキーのフィルムをそんなにじゃんじゃん消費せられては困るというのです。目下輸入が杜絶していて、あともういくらもストックがないから、フィルムを使うのをやめてくれと....
地球発狂事件」より 著者:海野十三
かしき発見の後、博士一行は悉く遭難し、全滅の悲運に陥った。それがため以後の調査は杜絶したが、アメリカ当局は更に新に調査団を編成し、大西洋海底の秘密の探求に本腰を....
予報省告示」より 著者:海野十三
、地表は迅速に氷河期的景観に変わる。 植物の凍死するもの数知れず、世界の交通は杜絶し、秩序はもはや保たれなくなる。さしもの世界支配族たりし可動植物たちも、その....
深夜の市長」より 著者:海野十三
どうにも納りがつかないじゃありませんか」 と激昂の助役の声に、二人の話はハタと杜絶えてしまった。このT市の首脳部の両人が、蒼白になって睨み合っている光景が椅子....
母子叙情」より 著者:岡本かの子
得た人生の須臾の間の安らかな時間を、ひたすら受け容れようとして、日常の生活意識を杜絶した人々がみんな蝶にも見える。子供にも見える。そして事実子供も随分多い。西洋....
生の拡充」より 著者:大杉栄
。このことはすでに「征服の事実」の中に詳論した。 被征服者の生の拡充はほとんど杜絶せられた。彼等はほとんど自我を失った。彼等はただ征服者の意志と命令とによって....
ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
つき場で何日も何日も待たされるようなものです」 「ははあ。すると海が荒れて交通が杜絶《とぜつ》したようなものですね」 「まあ、そうもいえますね。しかし四次元の世....
地球要塞」より 著者:海野十三
か気をつけてくださいッ!」 久慈の、悲痛《ひつう》なる叫びごえは、そこではたと杜絶《とだ》えた。通信機の前を彼が離れたのであった。 黄いろい煙――怖《お....
今昔ばなし抱合兵団」より 著者:海野十三
破って、遂に金博士の許へ届けられなかった。そのわけは、政府が突然、全国的に、通信杜絶を号令したからである。 その理由は? その理由は、そのときには何のことだ....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
ありません」 わーっと男泣きに泣く声が、風の間に聞えた。二人の会話は、ちょっと杜絶えたが、 「ああ、もう何もいうな、杉田。川上は、そんなことをなんとも思っちゃ....
岡本一平論」より 著者:岡本かの子
。キリストの名を親しい友か兄の様に呼び、なつかしんで居ました。或時長い間|往来の杜絶えて居た両親の家に行き、突然|跪いて、大|真面目に両親の前で祈祷したりして、....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
ございます。つまり私の二百|年間のその日その日はいつも御弊と一|体、夜分参拝者が杜絶た時分になって初めて自分に返って御弊から離れると言った塩梅なのでございます。....
金山揷話」より 著者:大鹿卓
勝手な要求をも、寛容に受け容れてくれるだろうと思った。だが、お互にしばらく文通も杜絶えていて、私は森山の鉱山の在処を知らなかったので、私や森山とも同窓の土田のと....
心霊の抱く金塊」より 著者:大倉燁子
博士は何か信ずるところがあったと見えて、その後、研究に研究を重ねた結果、登山客の杜絶えたこの秋の初めに自ら探検に出かけて、遂に実証を見届けて来たという、その驚く....