杜詩[語句情報] »
杜詩
「杜詩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
杜詩の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
えたことじゃなかったですか……」 酒の酔いが回るにつれて、正香は日ごろ愛誦する
杜詩でも読んで見たいと言い出し、半蔵がそこへ取り出して来た幾冊かの和本の集注を手....
「曙覧の歌」より 著者:正岡子規
甫《とほ》が自己の経歴を詳《つまびらか》に詩に作りたると相《あい》似たり。古人が
杜詩を詩史と称えし例に傚《なら》わば曙覧の歌を歌史ともいうべきか。余が歌集により....
「俳人蕪村」より 著者:正岡子規
も嘘《うそ》をつかじとて文学にも理想を排したるなるべく、はた彼が愛読したりという
杜詩《とし》に記実的の作多きを見ては、俳句もかくすべきものなりとおのずから感化せ....