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束脩
「束脩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
束脩の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
るのと二種類あるのです」 竹内写真館主の話によると、その松下と名乗る男は早速|
束脩を納めて門下に加わったのだった。所が一向写真を研究しようともせず、前に云った....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
名を誓詞帳(平田門人の台帳)に書き入れ、先師没後の門人となったと心得よと言って、
束脩も篤胤|大人の霊前に供えた。彼は日ごろ敬慕する鉄胤から、以来懇意にするように....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
で、五百は目の治療をこの人に頼んだ。 或日周禎は嗣子周策を連れて渋江氏を訪い、
束脩を納めて周策を保の門人とせんことを請うた。周策は已に二十九歳、保は僅に十七歳....
「神秘昆虫館」より 著者:国枝史郎
というよりも、倶楽部と云った方がよさそうである。 「父親から仕送りが来るんだよ、
束脩《そくしゅう》や月謝なんか宛《あて》にするものか」 これが小一郎の心持ちで....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
おっしゃる。 さて、入門したといっても、こっちがしたつもりだけで、実のところ、
束脩《そくしゅう》もおさめたやら、どうやら、福島の人で、あたしたち姉妹を可愛がっ....