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条約改正
「条約改正〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
条約改正の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「近時政論考」より 著者:陸羯南
やを一言すべし。立憲政体設立の期を定めたる大詔の下りし年すなわち明治十四年より、
条約改正論の騒がしかりし明治二十年に至るまで、この六年間は実に政論史上の第三期に....
「無惨」より 著者:黒岩涙香
うも意外な所に在るから愈々其名前を打明る日にゃ社会を騒がせるテ、輿論を動かすテ、
条約改正の様に諸方で之が為に、演説を開く様になれば差当り己が弁士先ず大井憲太郎君....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
欧米歴訪の目的は、朝廷御新政以来の最初の使節として諸外国との修好にあったらしく、
条約改正のことはその期するところでなかったとも言わるる。むしろ大使はその問題に触....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
仕遂げた経験があり、現在にはかつて夢想だもせざりし泰西の文化を観《み》、将来には
条約改正の必要があったので、一挙して能く彼の文物制度を我邦に移植することが出来る....
「今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
市民としての人間性の自主、我の自覚への努力がされて来ている。経済・政治の専門家が
条約改正のために尽瘁し、ちょん髷を剪《き》らせ、廃藩を行った、そのことが文化の面....
「女大学評論」より 著者:福沢諭吉
せられて慚愧《ざんき》恰《あたか》も市朝《しちょう》に鞭《むちう》たるゝが如し。
条約改正、内地雑居も僅に数箇月の内に在り、尚お此まゝにして国の体面を維持せんとす....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
の国辱を雪《そそ》がんと欲するの烈士、三千七百万中|一人《いちにん》も非ざる乎、
条約改正なき、また宜《むべ》なる哉《かな》と、内を思い、外《ほか》を想うて、悲哀....
「四十年前」より 著者:内田魯庵
漸く目が覚めると、苦々しくもなり馬鹿々々しくもなった。かつこの猿芝居は畢竟するに
条約改正のための外人に対する機嫌取であるのが誰にも看取されたので、かくの如きは国....
「黒田清隆の方針」より 著者:服部之総
たか? そのときまで日本大使一行はなおワシントンにいたのであるが、そして日米単独
条約改正の拳を思いとまってイギリスにむけて発つのであるが、そのへんの事情について....