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「杣小屋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

杣小屋の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
鼠だらけになると。また日高郡丹生川大字大谷に、蚯蚓《みみず》小屋ちゅうは昔ここの杣小屋へ大蚯蚓一疋現われしを火に投ずると、暫くの間に満室蚯蚓で満たされその建物倒....
木曽の旅人」より 著者:岡本綺堂
えてものの仕業だというんですが、そのえてものに出逢うものは猟師仲間に限っていて、杣小屋などでは一度もそんな目に逢ったことはありませんよ。」 彼は太い煙管で煙草....
くろん坊」より 著者:岡本綺堂
。しかもこの怪物は人間に対して危害を加えたという噂を聞かない。ただ時どきに山中の杣小屋などへ姿をあらわして、弁当の食い残りなどを貰って行くのである。時には人家の....
私本太平記」より 著者:吉川英治
、それを兄藤房へわたすと、彼はどこかへ走って行った。 その朝は、こうして山中の杣小屋にお身を休ませられ、以後二日、それも夜だけ、彷徨いをつづけたあげく、三日目....