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来店
「来店〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
来店の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「オリンポスの果実」より 著者:田中英光
と一緒に出てみますと、入口に立てかけた大看板に(只今オリムピックボオト選手一同御
来店中)と墨痕《ぼっこん》鮮《あざ》やかに書いてあります。
しばらく唖然《あぜ....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
には相違ないが、益々ありがたいオトクイ様でもある。諸方の商店は、浅虫家の未亡人御
来店とあればたくさん品々を前に並べ、存分に万引していただくことになっている。 ....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
り切れとなった。爾来十年、大雨大雪の後には、ラスクが出来ているかと言ってわざわざ
来店されるお客があるほどで、私の方でも心楽しくこれを店頭に出すことが出来るのであ....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
に大拡張をしてはと忠告してくれたというような状態であったのです。 しかし私は、
来店される客の増加に応じて徐々に拡張し、店内は常に相応の賑いを失わぬようにすべき....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
にもとめないでいた一つの出来事を思い出して、異様な不安に襲われた。それは、開店以
来店に坐っていた番頭の肥田が、恭一が熊本にたつ間際に、売掛代金や何かをさらって、....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
なた様かまた何の御用か存じませぬが、このとおり夜更けでございますから明朝改めて御
来店《おいで》を願いたいんで、へい。」 「あんたは大番頭の元七さん――。」 戸....