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来状
「来状〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
来状の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
でわが公使、大使に対し聖上の御為《おんため》に乾盃を上ぐる役を勧めたる名士よりの
来状にいわく、むかし外夷種がローマ帝国を支配するに及び、政略上よりキリスト教に改....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
、香蔵からわざわざその写しを半蔵のもとに送って来たのであった。別に、次ぎのような
来状の写しも同封してある。 五月十一日付 下の関より
来状の写し 「昨....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
書窓(しょそう)の警報 それより数日《すじつ》を経て、板伯《はんはく》よりの
来状あり、東京に帰る有志家のあるを幸い、御身《おんみ》と同伴の事を頼み置きたり、....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
へかかっても、道は難なく通った。案ずるより生むが易しで、護符としていた近衛家の往
来状も、それを出して示した所は、花隈城に近い湊川の渡しの木戸一ヵ所しかなかった。....