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来聴
「来聴〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
来聴の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「行人」より 著者:夏目漱石
らの案内状であった。「六月二日音楽演習相催し候間《そろあいだ》同日午後一時より御
来聴|被下度候《くだされたくそろ》此段御案内申進|候也《そろなり》」と書いてあっ....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
習に進められた。三十九歳の時である。 この年に躋寿館で書を講じて、陪臣|町医に
来聴せしむる例が開かれた。それが十月で、翌十一月に始て新に講師が任用せられた。初....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
》を与えたのである。ある楽員らはその偸《ぬす》み笑いを少しも隠さなかった。それ以
来聴衆は、笑うべき作品であると確信して大笑いをした。愉快な気分が一般に広がった。....
「地方文化運動報告」より 著者:中井正一
高生の槇田と、私の講義は出来る限り聴衆となろうとする七十七歳の私の母のほかは、外
来聴衆はただ一人という時は、母の方が可哀そうに私を見ているらしいのには閉口した。....