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来航
「来航〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
来航の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
前において、アメリカ・インディアンが白人の存在を全く考えなかった如く、また黒船が
来航する前において、蒸気船を駆使して大洋を乗切っているアメリカ人のあることを知ら....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
航空機の日本本土侵略に対し、充分なる準備と重大なる覚悟とを有するものであるが、元
来航空機の侵入を百パーセントに阻止することは、理窟上不可能と証明せられていること....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
いてあるそうですよ。――明治二年『ギリシャ』人『パチノ』ハ十人ノ部下ト共ニ東京ニ
来航シテ居ヲ構エシガ、翌三年或ル疫病ノタメ部下ハ相ツギテ死シ今ハ『パチノ』独リト....
「地球盗難」より 著者:海野十三
幽霊のウラゴーゴルが残していった名前だ。あのシュワルツコッフが、一年前にこの沖へ
来航してきたのか。 「それはいいが、この邸から船へ搬んだ品物というのが、たいへん....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
百石以上の大船を造ることも禁じられ、オランダ、シナ、朝鮮をのぞくのほかは外国船の
来航をも堅く禁じてある。その国のおきてを無視して、故意にもそれを破ろうとするもの....
「地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
「お前みたいな下手くそな射手ののっているのは、この飛行機だけだ。他のやつは、元
来航空兵なんだから相当に射撃には自信があるはずだ。ついに、ぽんぽんとやっつけたん....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
、そこに疑が生ずる。 しかしかかる疑念をうち消すために、こうもいえる。南蛮船が
来航し、次で和蘭陀からも遣って来る。支那との交通はもとよりのことである。香木の伽....
「魔都」より 著者:久生十蘭
を誘拐したと風評《うわさ》される安亀一派の追求を開始し、外事課は十二月初旬以来の
来航者並びに在留外人の行動を一人ずつ虱つぶしに調査することになった。
まるで警....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
談の会。 顧問格の、仁科という西洋通を正客にまねき、最近の西洋事情やら外国船の
来航の日取りをきく。 たがいに識見を交換し、結束をかたくして攘夷派《じょういは....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
なくなっていたのだった。 三 圓朝二十九の夏がきた。 ペルリの黒船
来航以来、にわかに息詰まるような非常な匂いを見せだしてきていた世の中は、相次ぐ内....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
だというのである。出動の目的については疑問の余地がない。すなわち、フェロオル港に
来航しきたって、そしてもう一度――何物がこれを妨げえよう?――キャデイズの物語を....
「黒田清隆の方針」より 著者:服部之総
は姿を消していたのである。 同艦はその後アゾレスに回航し、そこでリバプールから
来航した二隻の英船によって武器を供給された。同艦の乗組員は大部分イギリス水兵から....
「黒船来航」より 著者:服部之総
になっていたのとちょうど同じことだ。 開国派と攘夷派 太平の眠をさました黒船の
来航は国内に開国派と攘夷派の抗争となって波紋をひろげていった。ところで同じく開国....