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東亜
「東亜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
東亜の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
うことが、再びヨーロッパ人の真剣な気持になりつつあるものと思われます。 最後に
東亜であります。目下、日本と支那は東洋では未だかつてなかった大戦争を継続しており....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
母を含む三十数隻の敵艦隊は硫黄島を攻撃中。 ◯敵はビラをまいた。(茨城地区に)大
東亜戦争に於いて最初。 ◯放送は「明日も敵襲あるべし。敵機はふえるであろう」との....
「雛妓」より 著者:岡本かの子
愛くるしく親しみ深いものに見えた。 眼よ。西欧の詩人はこれを形容して星という。
東亜の詩人は青蓮に譬える。一々の諱は汝の附くるに任せる。希くばその実を逸脱せざら....
「地球要塞」より 著者:海野十三
ずきつつ、聞き入っていたが、 「まあ、その辺で、話の筋は分った。いずれにしろ、大
東亜共栄圏を侵略しようという敵国の肚《はら》の中が、手にとるように分る。黒馬博士....
「もくねじ」より 著者:海野十三
の機械は、やがて送信所に据えつけられ、全世界へ向って電波を出し始めるであろう。大
東亜戦争を闘っている雄々しい日本の叫びが、世界中に撒き散らされるのだ。ああ国際宣....
「火薬船」より 著者:海野十三
あらためて高級船員の面をじっと見まわしたが、なるほど、眼の光だけは炯々として、新
東亜建設の大精神にもえていることがはっきりと看取される。 「本船の目的は、どこか....
「米」より 著者:犬田卯
でも政府へ供出しなければいけない。それはこの日支事変を遂行するため、日本が勝って
東亜の盟主になるため、是が非でも必要な処置であり、日本農民の、それが唯一の、この....
「中支遊記」より 著者:上村松園
まり変らぬ状態で続けている気持は、日本と支那とがいかにも近く考えられるのだった。
東亜共栄圏という文字が実にはっきり来るのである。 船が揚子江を上り、上海近くな....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
。 五 宗教観 宗教に関しては、自分の論文はしばしば『哲学雑誌』および『
東亜の光』等に発表したので、今くわしくこれを論ずるの暇はないけれど、畢竟、理想的....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
性質が累をなして到底長く軍閥に寄食していられなかったろう。 その頃二葉亭は既に
東亜の形勢を観望して遠大の志を立て、他日の極東の風雲を予期して舞台の役者の一人と....
「明治懐顧」より 著者:上村松園
。こうした写生旅行は月に一回あって苦しい思い出、楽しい回想は尽きません。 今大
東亜戦下の国民はあらゆる困苦に耐えています。節電は街を暗くし、交通機関も無駄な旅....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
(青年が事業を興すに何かを求めようとするならば、別天地のはてに向かうべきである。
東亜も西欧もすでに老成しており、むしろ南半球の地はなにごとも年若いのだから。) ....
「『火星兵団』の作者の言葉」より 著者:海野十三
ていればよかったのが、ここへ来まして、わが国の生命を安全に保つには、どうしても大
東亜を日本が自ら親しく護り、かつ導かねばならぬことになったのです。今までのような....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
上海に流れた。上海で、通称“神戸の小母さん”という女顔役の世話にもなった。上海で
東亜同文書院の向かいの中華そば屋に雇われ、当時名声をはせた島貫兵太夫のチベット入....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
に発揚し、しかも全国民の全力を用う。 三 しからばこの戦争の起る時機いかん。 ※
東亜諸民族の団結、即ち
東亜連盟の結成。 ※ 米国が完全に西洋の中心たる位置を占む....