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「東京大学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

東京大学の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
近時政論考」より 著者:陸羯南
。すでにして国権論派に傾きたる当時の政府は高等教育の制度を設け、種々の変革を経て東京大学と名づけ国権論派の巨擘たる今の加藤博士をその総理となせり。この官立学校よ....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
邦語で法律の学理を講述することはまだ随分難儀の事であった。 我輩が明治十四年に東京大学の講師となった時分は、教科は大概外国語を用いておって、或は学生に外国書の....
田丸先生の追憶」より 著者:寺田寅彦
一度もなかったのである。 自分が高等学校を出た後まもなく先生は京都大学、ついで東京大学に移られ、それから留学に出かけられた。帰朝後いよいよ東京へ落ち着かれたこ....
独身」より 著者:森鴎外
った。一人は裁判所長の戸川という胡麻塩頭の男である。一人は富田という市病院長で、東京大学を卒業してから、この土地へ来て洋行の費用を貯えているのである。費用も大概....
月世界競争探検」より 著者:押川春浪
の次のごとき、空前の記事であった。 「今より凡そ半年以前即ち今年五月一日を以て、東京大学教授篠山博士が月界探検のため自ら発明せる飛行船に乗じ助手一名とともに吾が....
」より 著者:森鴎外
だと云うことを記憶している。どうして年をはっきり覚えているかと云うと、その頃僕は東京大学の鉄門の真向いにあった、上条と云う下宿屋に、この話の主人公と壁一つ隔てた....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
るやら、イヤハヤ大いに世界を騒がせたもんだ。そしてその精虫を初めて発見した人は、東京大学理科大学植物学教室に勤めていた、一画工の平瀬作五郎《ひらせさくごろう》氏....
明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
ある。 それからしても一つここに注意すべきことは外国人の関係である。明治十年に東京大学が創設されるに当って哲学の学科も出来、いくばくもなく欧米より専門学者を招....
明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
学に関する著書としては、これがわが国においては全く初めのものであった。 自分は東京大学においてドイツ哲学のほか夙《つと》に進化論と仏教哲学の影響を受けたのであ....
麦積山塑像の示唆するもの」より 著者:和辻哲郎
積山の遺蹟と好い対照をなしている雲岡石窟の写真を初めて見た時のことである。それは東京大学の工学部の赤|煉瓦の建物があったころで、もう四十年ぐらい前になるかと思う....
黒田清隆の方針」より 著者:服部之総
「ケプロンとクラーク」について書き出した原稿をやめてこんなものを書きあげたのは、東京大学大学院学生宇野重昭君にかねて依頼しておいた「アラバマ号問題」にかんするリ....
初めて西田幾多郎の名を聞いたころ」より 著者:和辻哲郎
学士会で西田先生のために会合を催していられる。田中、得能、紀平などの諸氏は、当時東京大学の哲学の講師の候補者であったらしい。西田先生はその八月の末に東京に移られ....
黒板は何処から来たのか」より 著者:小倉金之助
・模範塗板ヲ用ヒ、……(傍点は小倉)」 (1)今の東京教育大学の前身 (2)今の東京大学の前身 (3)『ダビット・モルレー申報』(明治六年)。 師範学校で、黒....