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東京音頭
「東京音頭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
東京音頭の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鬼涙村」より 著者:牧野信一
て出演の決心をつけた。どんな歌詞かは知らぬが鬼涙《きなだ》音頭なる小唄も出来て「
東京音頭」の節で歌われるということであった。 「面をかむっていれば、担がれるとい....
「旅愁」より 著者:横光利一
やどやと這入っていって日本人ばかりで酋長の娘から初め出した。それがさくら音頭から
東京音頭となり、野崎小唄となり、だんだん進んでいくに随って、とうとうあなたと呼べ....
「映画雑感(Ⅲ)」より 著者:寺田寅彦
歌らしい歌をたくさんにもっているということは実にうらやましいことである。日本でも
東京音頭やデッカンショがあると言えば、それはある。しかし上記のトーキーに出て来る....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
盛んになっているのは、愛国家が敢えて宣揚することを好まぬような、アッパッパ映画や
東京音頭まがいの街頭小唄位いのものではないか。――日本の文化水準は一般的に、最近....
「濹東綺譚」より 著者:永井荷風
聞き伝えたのであった。是《これ》より先、まだ残暑のさり切らぬころ、日比谷の公園に
東京音頭と称する公開の舞踏会が挙行せられたことをも、わたくしはやはり見て来た人か....