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「東北大学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

東北大学の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
満韓ところどころ」より 著者:夏目漱石
た。股野と少し話しているところへ、また御客があらわれた。ボイの持って来た名刺には東北大学教授|橋本左五郎《はしもとさごろう》とあったので、おやと思った。 橋本....
新生」より 著者:島崎藤村
京都の大学の教授がしばらく泊っていた旅館の窓が岸本の部屋から見えた。その教授に、東北大学の助教授に、いずれも旅で逢った好ましい人達が食事の度《たび》に彼の下宿の....
母子叙情」より 著者:岡本かの子
諸事情も参酌して、純枠科学理論の物理学を選びました。あなたにお訣れしたあの年の秋東北大学の理科に入り、今では研究室の助手をしています。今度は春の休みで一寸上京し....
一本の花」より 著者:宮本百合子
性文化必ずしも、女は内にを意味しやしないからね。――あなたも知ってる、ほら日野、東北大学のあのひとの奥さん、もう直き立派な女弁護士ですよ」 「変てこな表現だけど....
一九二七年春より」より 著者:宮本百合子
枕=おまくわ 舌を出してジョラン ふずめ 中島貞子 東京女大東北大学ドイツ文科哲学 「文科って――何」 「それが大変なの」 「本当はね、女子....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
だから、一ツや二ツの言葉の意味をきいてみる気持にはなりませんよ。案内役の井上君は東北大学の出身、二年半仙台にいたのだから、なんとか判断はつくようだが、通訳がつと....
読書遍歴」より 著者:三木清
って一つの逃避方法であった。一緒に組選を漕いだ仲間で哲学方面へ行った者には、後に東北大学の宗教学の助教授にまでなって惜しいことに病に斃れてしまった寺崎修一がある....
数学史の研究に就きて」より 著者:三上義夫
の書状を三上博士に示して相談した上、遺憾ながらお断りした。後いくばくもなく、時の東北大学総長であった沢柳|政太郎《まさたろう》博士から三上博士を介して、前の条件....
文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
はだ影響している。大学紀要並びに数物会記事に数学の論文が至って少ないのは著しい。東北大学の開設以来同大学を中心として数学の研究は再び活気を恢復しつつあるように見....
十五年」より 著者:山本実彦
くは石原純氏にたいして、いろいろ相談的の会話があるのを聞いたことがあった。そして東北大学金属科の本多光太郎さんにたいしても、ある質問をするのを見受けたことがある....
東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
の中で図書館に入っていたのは焼けましたのが多いのであるが、他に本願寺にもあるし、東北大学にもある。とにかく日本には三十の一切経がことごとく存在しております。これ....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
は雲まで赤くなるようなタタラ吹きは無いから、信州とか筑前とかの地名だと言われる。東北大学の先生たちの共同研究も本になって出ているが、是などは初からまちまちの解釈....
線香花火」より 著者:中谷宇吉郎
なった。その年の春大学を出て理研で引続いて先生の実験を手伝っていた私のところへ、東北大学の物理の学生S君がやって来て、何か夏休み向きの実験をやりたいという話があ....