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「東山時代〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

東山時代の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
のであるけれど、何をいうにも歴史が浅く、規模が足りません……そうしているうちに、東山時代といったようなものが来ました。いわゆる雪舟などは、まさにその完全なる代表....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
予がここに東山時代における一|縉紳《しんしん》の生活を叙せんとするのは、その縉紳の生涯を伝....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
気味悪い薄暗がりのなかで、わたくしは金網越しにつくづくと曼陀羅をながめた。それは東山時代の模写であって、画としては優れていない。しかしその図様は非常に興味深いも....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
ある。そして宋元の文物が流入する。諸君はふと連想されるかも知れぬ。宋画の流行と、東山時代の水墨画の大成を。何故に宋画は愛されたか。そしてことに、霧の中でものを見....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
に、一概に軽蔑し去る気にもなれない。茶道が、自分が正直に感じただけのものならば、東山時代の長い文化を通じて、あのように発達してくるはずがない。――また、秀吉だの....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
夏珪、牧谿。それから邦人の如雪、芸阿弥、相阿弥、可翁、黙庵、雪舟、雪村、あたりの東山時代の茶の湯以後の諸作を思いうかべてみると、そのどこかに、武蔵の画との共通が....