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東方朔
「東方朔〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
東方朔の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
蜴を神竜とし尊んだ者ありしを知るべし。『漢書』に漢武|守宮《やもり》を盆で匿し、
東方朔《とうぼうさく》に射《あ》てしめると、竜にしては角なく蛇にしては足あり、守....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
、口を以て風に向えば復活す、その脳を破りその骨を砕けばすなわち死すと。 漢の
東方朔の『十洲記』には南海中の炎洲に風生獣あり、豹に似て青色、大きさ狸(野猫)の....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
『琅邪《ろうや》代酔編』二に拠れば、董※の元日を鶏、二日を猪などとなす説は、漢の
東方朔《とうぼうさく》の『占年書』に基づいたので、その日晴れればその物育ち、陰《....
「「平家物語」ぬきほ(言文一致訳)」より 著者:作者不詳
いましめたので瀧口は思うに「西王母と云う者も昔はあったようだけれ共今はないし、又
東方朔と有名な物も名許りきいて居て目の前に見た事はない。老少不定のさかいは石火の....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
《ご》く上等なのです。支那の内地にはその種類に大層大きくって美味しくってそれこそ
東方朔《とうほうさく》が盗んで逃げそうなのもあるそうです。何にしろ桃なんぞは煮る....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
のものは支那の方でも、誹諧のうちに含まれていなかったことは、『史記』に見えている
東方朔の滑稽が、宮廷で行われていたというのでも察せられる。日本の誹諧も上流の文学....