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「東日本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

東日本の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
小田原陣」より 著者:菊池寛
、伊勢新九郎(早雲)以来、氏綱、氏康、氏政と連綿たる大老舗の格だ。これを除けば、東日本に於て目ぼしいものは米沢城に在る独眼竜、伊達政宗位だけだ。北条氏は、箱根の....
比較言語学における統計的研究法の可能性について」より 著者:寺田寅彦
する人のみ多い事にも疑いをいだかないわけには行かなかった。少なくも東欧の一部と極東日本との間に万一存在したかもしれないなんらかの古い関係の可能性という事までも、....
日本楽器の名称」より 著者:寺田寅彦
の壁画に描かれたものだそうで恐ろしく古いものらしい。アッシリアのものはわずかに極東日本にその遠い子孫を残すに過ぎないと思われていたが、同じようなものが東トルキス....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
ックを離れてテムズ河口へ揺るぎ出た。 がたん! 踊る水平線へ! そして、極東日本へ! 3 では、英吉利よ、「さよなら!」 さよなら! 大き....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
なったり、コンスタンチノウプルの旅役者が生れてはじめてすっかり借金を返したり、極東日本の一旅行者夫妻が良人から妻への小切手を振出して夫妻同伴で銀行へタキシしたり....
魔味洗心」より 著者:佐藤垢石
隅川、小田原の酒匂川などの鮎は、人の味覚に勧められない。 奥多摩川に産する鮎は東日本随一の味を持っていると、江戸っ児は自慢したものである。ところが、東京に大規....
四十年前」より 著者:内田魯庵
りもヨリ以上世間の眼を※らしたもんで、この新鋭の元気で一足飛びに欧米の新文明を極東日本の蓬莱仙洲に出現しようと計画したその第一着手に、先ず欧化劇の本舞台として建....
山の人生」より 著者:柳田国男
した。国樔と土蜘蛛とは同じもののように、『常陸風土記』には記してあります。 北東日本の開拓史をみますると、時代とともに次々に北に向って経営の歩を進め。しかも夷....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
ている。御茶の子の材料は区々である。鍋に残った前夜の飯の余りを食う場合もあるが、東日本では普通そのために焼餅というものがある。稗や蕎麦の粉や屑米を挽いたものを水....
こども風土記」より 著者:柳田国男
ちなどはよい例だと思うが、今一つだけもう少し手近いのを挙げると、畠作に力を入れる東日本の農村などでは、もぐらもち(オゴロモチ)の害にはいつも弱りきっている。見か....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
まで水のなかった土地に、美しくまた豊なる清水を与えて行ったという話でありました。東日本の方は大抵は弘法井、または弘法池などといい、九州ではただ御大師様水と呼んで....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
一つを意味し、すなわち「節」という語が入って来るまでの古語であったかもしれない。東日本ではかわり物、何かふだんとちがう食物をこしらえて食べる日を、トキドキと今で....