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東洋人
「東洋人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
東洋人の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「仙人」より 著者:芥川竜之介
が、原因になっているのかも知れない。
しかし、そうは云うものの、李も、すべての
東洋人のように、運命の前には、比較的屈従を意としていない。風雪《ふうせつ》の一日....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
/プトレマイオス/ローマ人/ルクレチウス/アラビア人の科学上の位置/科学に対する
東洋人の冷淡/アルハーゼンの言明 ※ ラバヌス・マウルス/ロージャー・ベーコン/....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
われわれが全能力を発揮して正しく堂々と争うことによって、神の審判を受けるのです。
東洋人、特に日本人としては絶えずこの気持を正しく持ち、いやしくも敵を侮辱するとか....
「海底大陸」より 著者:海野十三
いると、そこへはいってきたのは、妙なマスクをしてゴムの服を着た人間と、そのあとに
東洋人の大きいのと小さいのがひとりずつ、そのまたあとに白人がひとり、はいってきた....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
おぬぎなさい。それからその服も……」 そういったのは、やせて背の高い白毛の多い
東洋人だった。どこからくだに似ている。 「いや、はなはだ勝手ですが、このままの服....
「火星探険」より 著者:海野十三
まうだろう。さあ、手を貸せ」 「よし。じゃあ大急ぎだ」 「おや、これは子供だね。
東洋人だ」 こうして山木たちは、マートン青年たちの手によって現場からはこび去ら....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
た。 或朝、この監獄の表門が、ぎしぎしと左右に開かれ、中から頭に包帯した一人の
東洋人らしい男が送り出された。 彼に随いて、この門まで足を運んだ背の高い看守が....
「怪塔王」より 著者:海野十三
トの入口は、開いていました。 そのとき、中から、四五人の黒人や、ルパシカを着た
東洋人らしい男が出て来ましたが、兵曹長を見ると、びっくりした様子で、腰のピストル....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
。 飛行島の上からは、さかんに帽子をふる、手をふる。白人も黒人も、顔の黄いろい
東洋人も――。 ららららら。ひゅーっ。 飛行島の最上甲板には、飛行島建設団長....
「橋」より 著者:池谷信三郎
ている少女の姿が、世界じゅうの無数のスクリンの上で、果物と太陽の香りを発散した。
東洋人独特の淑やかさはあり、それに髪は断ってはいなかったが、シイカの面影にはどこ....
「茶の湯の手帳」より 著者:伊藤左千夫
第である、彼等が自ら優等民族と称するも決して誇言ではない、 兎角精神偏重の風ある
東洋人は、古来食事の問題などは甚だ軽視して居った、食事と家庭問題食事と社会問題等....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
似して、単に西洋哲学の延長として、その系統にのみ属する考えでゆくのはこれはたして
東洋人として公平なる立場であろうか、どうであろうか。方法論として、その当を得たも....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
の主とするところとなれり。 父母を慕い死人をおもうの情は、西洋人はなはだ薄く、
東洋人はなはだ厚し。父母の葬儀のごとき、ただ目前に哀を呈するのみにて、その心かえ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
くべし。男客の中に僧侶二人、医者二人、武官一人、船長一人、ロシアのユダヤ人二人、
東洋人としては余一人、そのほかはみな英国、豪州および南アフリカの商工農にして、す....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
と想像する。 この見地から究極に於て、王覇両文明の争いとなるものと信ずる。我ら
東洋人は科学文明に遅れ、西洋人に比し誠に生温い生活をして来た。しかし反面常に天意....