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東洋学
「東洋学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
東洋学の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ルバイヤート」より 著者:小川亮作
たがってヨーロッパのペルシア学者も、フィツジェラルドや彼にオマルを推称した友人の
東洋学者以前には、あまり『ルバイヤート』に注意を払わなかった。そういうわけで、一....
「二つの庭」より 著者:宮本百合子
かえっておとぎ話めいた。日本における新しい国の代表とされている古い人――事実その
東洋学者は若くなかったし、歴史的に新しい人でもないらしかった――おくれた日本とい....
「物理学と感覚」より 著者:寺田寅彦
間中心主義でかえって自然を蔑視したものとも言われるのである。 (大正六年十一月、
東洋学芸雑誌)....
「時事雑感」より 著者:寺田寅彦
立て役者になったようなものである。そうして物理学者としての最高の栄冠が自然にこの
東洋学者の頭上を飾ることになってしまった。思うにこの人もやはり少し変わった人であ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
呼ぶとある。鳥が鳴くアズマのアズマだけ分って、鳥が分らぬ。宮崎道三郎博士かつて『
東洋学芸雑誌』に書かれたは、朝鮮語で晨《あさ》をアチム、例推するに本邦で上世、晨....
「時代と人々」より 著者:宮本百合子
一歳の私がアメリカあたりで噂によれば洗濯屋だったとか皿洗いだったとか云われている
東洋学専攻の男と結婚したり、その生活に苦しんで何年間も作品らしいものも書けずにい....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ようだが、帝都復興以上の難件だろう。ついでに述ぶるは、予往年『ネーチュール』と『
東洋学芸雑誌』へ出した通り、西洋は知らず、東洋で鼠とペストの関係についての古い記....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
』後藤末雄。『印度支那と日本との関係』金永鍵(この人は仏印の河内《ハノイ》、仏国
東洋学院同本部の図書主任)。『支那家族研究』牧野巽 生活社版。この人は私は存じま....
「遠藤(岩野)清子」より 著者:長谷川時雨
びっくりする。」 「『二十世紀婦人』の記者でしたろう、その時分は。」 「たしか、
東洋学生会の仲間で、印度人に、英語を教えていたでしょう。」 人々の眼には、ずっ....
「数学史の研究に就きて」より 著者:三上義夫
の研究の「プラン」であり、着々その研究の実現を望んでいる。支那数学については、『
東洋学報』上に載せたる「支那数学の特色」、「疇人伝論」、「清朝時代の割圜術の発達....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
その原書を得る為にはぜひネパールあるいはチベットに行かなくてはならぬ。なお欧米の
東洋学者の説によるとチベット語に訳された経文は文法の上からいうても意味の上からい....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
三種 陶像 三種 画像 三種 その他仏器・仏具・経文 西洋には近年大いに
東洋学を研究すること流行し、これに関する書類、諸方において発行するに至る。今、ロ....
「西航日録」より 著者:井上円了
筆潘飛声に面会す。ともに余が旧知なり。なかんずく潘氏は、十五年前ドイツ・ベルリン
東洋学校の聘に応じて、シナ学教授の職にあり。余、ときに再四相会して文林の交をなせ....
「学究生活五十年」より 著者:津田左右吉
、シナ思想に関するものであって、初から単行本で出したものもあるが、その多くは、『
東洋学報』とか『東洋文庫論叢』とか、または東大文学部出版の名義になっている『満鮮....
「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」より 著者:戸坂潤
『
東洋学芸雑誌』一月号で発表した私の文章、「科学の歴史的社会的制約」に対して岡邦雄....