» 東西を失

「東西を失〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

東西を失の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
貝の穴に河童の居る事」より 著者:泉鏡花
を迷わして、行手を遮る趣がある。梢に響く波の音、吹当つる浜風は、葎を渦に廻わして東西を失わす。この坂、いかばかり遠く続くぞ。谿深く、峰|遥ならんと思わせる。けれ....
新釈諸国噺」より 著者:太宰治
れると、うれしいよりは、いっそうわが身がつらく不仕合せに思われて来るものである。東西を失い男泣きに泣いて、いまはわが身の終りと観念し、涙をこぶしで拭いて顔を挙げ....