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東部
「東部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
東部の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
あるいは陶器の壷などのように旋盤の上でこねて造ったりしている。ナイル川のデルタの
東部地方では創世記神話が最もよく発達していた。すなわち、始めには天(ヌイト Nu....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
間もなく空襲警報となった。敵の編隊は伊豆半島方面より侵入、なお後続部隊ありという
東部軍管区情報は、今日の空襲が本格的であることを都民に知らせた。「
東部軍管区情報....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
さぞ読者諸君はうずうずとなってくるにちがいない。それは赤道中央アフリカのコンゴ北
東部にある。すなわち、コンゴ・バンツウ語でいう“|M'lambuwezi”訳して....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
がう別の偵察ロケットのテレビジョンに切りかえられたんだ。今うつっているのは月の南
東部だ。まん中へんに見える細長い噴火口がシッカルトだ。直径が二百五十キロもある。....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
いて、どこの線まで伸びているのですか」 「監視哨は、関東地方全部の外に、山梨県と
東部静岡県とを包囲し、海上にも五十キロ乃至七十キロも伸びているのだ。もっと明白に....
「空襲警報」より 著者:海野十三
ナウンサーの声。…… 「ただいま、重大なる事態が起りましたため、マイクロフォンを
東部防衛司令部に移して皆様に呼びかけます……」 重大なる事態発生? 旗男は思わ....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
人麿 人麿作、これも八首中の一つである。稲日野は印南野とも云い、播磨の印南郡の
東部即ち加古川流域の平野と加古・明石三郡にわたる地域をさして云っていたようである....
「雪の女王」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
となかいに、きいてごらんなさい。」 *ヨーロッパ洲の極北、スカンジナビア半島の北
東部、四〇万平方キロ一帯の寒い土地。遊牧民のラップ人がすむ。 すると、となかい....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
もう少し遅かったかもしれない。そこで朝の空気をひとりで吸っていた船医に出会った。
東部アイルランド生まれの彼は、黒い髪と眼を持った、若い大胆そうな偉丈夫で、そのく....
「層雲峡より大雪山へ」より 著者:大町桂月
塩北見界の峻峰群起して我れと高さを競わんとす。気澄まば、旭川も見ゆべく、北海道の
東部に雄視せる阿寒岳も見ゆべく、西部に雄視せる羊蹄山も見ゆべく、日本海も見ゆべく....
「「ケット」と「マット」」より 著者:喜田貞吉
僻陬の地に先住民族がながく取り遺されるという事は、今さら事新しく言うまでもないところで、現に台湾
東部の山地には、近くその実際を見るのである。これを我が古史に徴するに、西南薩隅の....
「国号の由来」より 著者:喜田貞吉
チュプカグルはその日出処の人、すなわち日の本蝦夷の義である。南北朝頃には北海道の
東部地方に認められたところのものが、後には北千島においてのみ認められることになっ....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
来るだけでも二十五万円程のものであろうと思われる。確実な事はむろん分らんのです。
東部チベット即ちチベット半部に売込まれる茶は、ラサ府に輸入されるものよりなお余計....
「西航日録」より 著者:井上円了
食を喫し、終日遊歩してロンドンに帰る。 十一日午前、有吉領事に伴いて、ロンドン
東部貧民窟を一覧す。ここに貧民のために設置せられたる学校、病院、工場、博物館、図....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
すれば決して美ならず。室内は不潔の家多く、路上には敝衣を着たる貧民多く、ロンドン
東部の窮民窟を見るがごとし。街路は一般に狭隘にして、電鉄縦横に通じ、電車織るがご....