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松が根
「松が根〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
松が根の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
波の辺一帯の地域の名で、もと大伴氏の領地であったからであろう。「大伴の高師の浜の
松が根を」(巻一・六六)とあるのも、大伴の地にある高師の浜というのである。「御津....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
を見つめながら言った。 一心橋から二丁ほど北に行ったところに、とくべつ大きい黒
松が根をはっており、その根の一部をそぎおとして、流れの方に斜めに道がついているが....
「書記官」より 著者:川上眉山
煙を増して、瓦葺きの家も木の葉越しにところどころ見ゆ。尾上に雲あり、ひときわ高き
松が根に起りて、巌にからむ蔦の上にたなびけり。立ち続く峰々は市ある里の空を隠して....