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松尾多勢子の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
歳を迎えてから先師没後の門人に加わり、婦人ながらに勤王の運動に身を投じようとする松尾多勢子のような人も出て来た。おまけに、江戸には篤胤大人の祖述者をもって任ずる....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
つけた。当時|洛外に侘住居する岩倉公の知遇を得て朝に晩に岩倉家に出入りするという松尾多勢子から、その子の誠にあてた京都|便りも、半蔵にはめずらしかった。 伊那....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
てなし、いろいろと斡旋紹介の労をいとわなかった。文久年代に上京した伊那|伴野村の松尾多勢子、つづいて上京した美濃中津川の浅見景蔵、いずれもまず彼のもとに落ちつい....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
た。婦人ながらに国学者の運動に加わって文久年代から王事に奔走した伊那伴野村出身の松尾多勢子の名もその参列者の中に見いだされた。香蔵の筆はそうこまかくはないが、き....