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「松平〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

松平の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「或敵打の話」より 著者:芥川竜之介
すぐに例のごとく、敵の所在を窺い始めた。するとそろそろ秋が立つ頃になって、やはり松平家《まつだいらけ》の侍に不伝流《ふでんりゅう》の指南をしている、恩地小左衛門....
「松江印象記」より 著者:芥川竜之介
の市《まち》が自分に与えたものは満足ばかりではない。自分は天主閣を仰ぐとともに「松平直政《まつだいらなおまさ》公銅像建設之地」と書いた大きな棒《ぼう》ぐいを見な....
「忠義」より 著者:芥川竜之介
を附き添わせた上に、大広間詰の諸大名が、代る代る来て介抱《かいほう》した。中でも松平｜兵部少輔《ひょうぶしょうゆう》は、ここへ舁《かつ》ぎこむ途中から、最も親切....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
あります。今はどんなに変りましたかね。御承知でもありましょうが、川越という土地は松平｜大和守《やまとのかみ》十七万石の城下で、昔からなかなか繁昌の町でした。おな....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
っても、この頃の人にはお判りにならないでしょうが、今の天神｜町の一丁目、その頃は松平｜采女という武家屋敷の向う角で、そこに化物稲荷というのがありました。なぜ化け....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
側の灯をうしろに見て、御堀端を右に切れると、娘はやはり俯向いて彼女について来た。松平佐渡守の屋敷前をゆき過ぎて、間の馬場まで来かかった時に、娘のすがたは暗い中に....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
リーに「鼠色の手袋」八枚を書く。 ◯力書房の田中氏、原稿用紙を持って来てくれる。松平維石の「キカ」の原稿を托した。 ◯福田義雄君と吉水君来宅。ペニシリンの事、加....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
初めで、おきよさんという十五、六の娘が、菖蒲を花瓶に挿していたのを記憶している。松平紀義のお茶の水事件で有名な御世梅お此という女も、かつてこの二階にいたと云うこ....
「灯明之巻」より 著者:泉鏡花
どの事もあるまい。石州浜田六万四千石……船つきの湊を抱えて、内福の聞こえのあった松平｜某氏が、仔細あって、ここの片原五万四千石、――遠僻の荒地に国がえとなった。....
「異妖編」より 著者:岡本綺堂
を冒して、しかも夜ふけになぜこんなところを歩いていたかというと、新大橋の袂にある松平相模守の下屋敷に自分の叔母が多年つとめていて、それが急病にかかったという通知....
「怪異黒姫おろし」より 著者:江見水蔭
れを悲しんで、病を起して悶え死に死んだ。 兄の鉄之助というのが、その為に高田の松平家を呪って、城内に忍び込み、何事をか企てようとしたところを、宿直の侍女に見出....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
れもようやく鎮まると、あくる寛永十六年に姫路の城主本多政朝は因州鳥取に移されて、松平忠明が代って姫路に入城することになった。忠明がそのおん礼として江戸に登城する....
「小坂部伝説」より 著者:岡本綺堂
徳川時代になってからも、ここの城主はたびたび代っている。池田の次に本多忠政、次は松平忠明、次は松平直基、次は松平忠次、次は榊原政房、次は松平直矩、次は本多政武、....
「思い出草」より 著者:岡本綺堂
始めで、おきよさんという十五、六の娘が、菖蒲を花瓶に挿していたのを記憶している。松平紀義のお茶の水事件で有名な御世梅お此という女も、かつてこの二階にいたというこ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
歴観して帰船す。雷雨はげしく来たり、満身ためにうるおう。少憩の後、郵船会社支店長松平市三郎氏を訪い、杯をふくみ話を交ゆること約一時間にして、領事館に移り、総領事....