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松房
「松房〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
松房の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「朱日記」より 著者:泉鏡花
旗が飛移った、と、今見る処に、五日頃の月が出て蒼白い中に、松の樹はお前、大蟹が海
松房を引被いて山へ這出た形に、しっとりと濡れて薄靄が絡っている。遥かに下だが、私....
「仮装人物」より 著者:徳田秋声
お邪魔にならないようでしたら、すぐ行きますわ。」 三十分するかしないうちに、海
松房模様の絵羽の羽織を着た葉子が、廊縁の籐椅子にかけて、煙草をふかしている彼のす....
「源氏物語」より 著者:紫式部
、これは髪そぎの祝い言葉である。少納言は感激していた。 はかりなき千尋の底の海
松房《みるぶさ》の生《お》ひ行く末はわれのみぞ見ん 源氏がこう告げた時に、女....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
年八月五日条に、 福寺勧進久世舞在之哉。 抑今日、炭釜息僧般若寺文殊院、坂上息源
松房参申、為畢。 とあるのを見れば、いわゆる五ヶ所衆だとあってみれば、当然十座....