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松翁
「松翁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
松翁の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「明治美人伝」より 著者:長谷川時雨
捨ててまで、それもかなりに大きくなった娘たちを残して、一家の主人が心中する――近
松翁の「天《てん》の網島《あみじま》」は昔の語りぐさではなく、彼女たちにはまざま....
「最古日本の女性生活の根柢」より 著者:折口信夫
かぶる女にして、神人たる資格があったものと思われる。 五 女の家 近
松翁の「女殺油地獄」の下の巻の書き出しに「三界に家のない女ながら、五月五日のひと....
「竹本綾之助」より 著者:長谷川時雨
しげ》もなく与え、義太夫に語らせ、人形操《あやつ》りの舞台にかけさせた。そして近
松翁が取りあつかった取材は、その多くを当時の市井の出来ごとから受入れている。そう....
「「心理試験」序」より 著者:小酒井不木
薄いものを作り上げるようになりはしないであろうか。文芸は虚実の間を行くといった近
松翁の言葉は、探偵小説にも応用してかまわぬではあるまいか。もとより、理路|井然と....
「寄席行灯」より 著者:正岡容
春の行事を材とした落語を演り、マザマザとそうした市井の人情風俗を活写してくれた。
松翁となった松鶴の「天王寺詣」にはやわらかに彼岸の日ざしが亀の池を濡らし、故枝太....
「わが寄席青春録」より 著者:正岡容
の位置は顛倒《てんとう》しだし、しばらく東京方から挽回しだした)。当時の元老には
松翁の先代松鶴が、京都の文之助がいたが、すでに隠退してしまってラジオへだけ、時々....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
抵あとや先に凋落して、いわゆる蓮台座の見物人となってしまった。さきに物故した松居
松翁君は二十七年の十月頃から『中央新聞』に入社して、わたしと一緒に芝居を観にゆく....