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松花江
「松花江〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
松花江の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「安重根」より 著者:谷譲次
動で動揺している。正面一列の窓外は枯草の土手、ペンキ塗りの住宅、赤土の丘、牧場、
松花江の水、踏切りなどのハルビン郊外。近景は汽車の後方に流れるように飛び去り、遠....
「冥土行進曲」より 著者:夢野久作
露戦争当時から、日本の軍事探偵となって、満洲|西比利亜方面を跋渉しているうちに、
松花江の沿岸で、素晴らしい金鉱を幾個所となく発見していた。しかし沈着な父は、それ....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
、しっとりと去年からの塵埃をかぶった建物と、骨の高い裸かのどろと頬に接吻して行く
松花江の風、そよぐ白楊と巻きあがる馬糞の粉と、猶太女の買物袋と帝政時代の侍従長の....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
しろいところのある手紙、ね。
八月二十日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(「
松花江の鵜飼」の絵はがき)〕
八月二十日。こういう鵜飼いの風景もあるのね。き....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
の主権を握った高麗ではなくて、高句麗をさすものである。 高句麗は扶余族という。
松花江上流から満洲を南下して朝鮮の北半に至り、最後には平壌に都した。当時朝鮮には....
「国境」より 著者:黒島伝治
高い靴や、――そういう嵩ばらずに金目になる品々が、哈爾賓から河航汽船に積まれて、
松花江を下り、ラホスースから、今度は黒竜江を遡って黒河へ運ばれてきた。それらの品....