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「松阪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

松阪の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
口笛を吹く武士」より 著者:林不忘
身分の高下を無視して、こんな、ともだちみたいな口をきいた。 朱引きそとの、本所松阪町にある吉良邸の一室だった。 小林は、しばらく黙っていたが、 「念には、念....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
のほかに、三ツの見学を心がけていた。一ツは志摩の海女。一ツは御木本の真珠。一ツは松阪の牛肉。 伊豆の海で年々テングサとりをやっているのは、今では主として志摩の....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
んである。 船越うつ美 行動美術に属する画家。 山本篤子 上野音楽学校卒業。松阪屋文化教室の先生。 このお二人は姐御株で、お嬢さん連に相当ニラミのきく存在....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
の伊勢の国であります。それよりも大廟の伊勢というべきでありましょう。四日市や津や松阪や宇治山田は、この国の大きな町々であります。伊勢の名の附くものに「伊勢編笠」....
牛鍋からすき焼へ」より 著者:古川緑波
地に、夕ぎりという、これも冷暖房完備の、女中美人多しの、スキヤキ屋が出来た。伊勢松阪から肉を取寄せているそうで、上等なものだ。然しここは、関西風で、醤油ッ辛いワ....
八の字づくし」より 著者:古川緑波
町名を忘れたが、今松というグリルが、戦後の洋食の草分けではないのか。これが、松阪屋裏の、バンガローとなって、こくのあるフランス料理を食わしたもんだが、今松も....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
いると聞いて慕わしかったが、名物の酒まんじゅうを二つ食べ、まもなく近畿電に乗り、松阪へ行く。 途中、中川駅まで同車して、大阪行に乗り換えた海潮音氏は、降りる間....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
が、子どもは昔どおり珍しがってもらって食い、口の端を真白にして喜んでいる。伊勢の松阪あたりの山神祭りの飾り人形に、白餅喰いというのがあったことは、本居先生の日記....