板割[語句情報] » 板割

「板割〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

板割の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
心中浪華の春雨」より 著者:岡本綺堂
は春を忘れずに白く咲き出した。六三郎もこのごろは空地の仕事場へ出て、この桜の下で板割れなどを削っていた。親方も当分は六三郎を外の仕事へは出すまいと思っていた。し....
入れ札」より 著者:菊池寛
人物 国定忠治 稲荷の九郎助板割の浅太郎 島村の嘉助 松井田の喜蔵 玉村の弥助 並河の才助 河童の....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
には、各自の姓名《なまえ》をかいた雑煮箸《ぞうにばし》の袋が、板張りに添って細い板割で造った、幾筋かの箸たての溝に、ずらりと並んではさんであった。 ある番頭が....
丹下左膳」より 著者:林不忘
から、栄三郎は、手なれの豪刀武蔵太郎を引くと同時にくり出して、左膳の胸部を狙って板割りの突きの一手……。 同瞬! 落ちこまんとした穴を、ふち伝いにうしろに避....
可愛い女」より 著者:神西清
し、この世の中で一ばん大切で必要なものは材木のように思えて、桁材だの、丸太だの、板割だの、薄板だの、小割だの、木舞だの、台木だの、背板だの……といった言葉の中に....