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「板行〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

板行の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
坑夫」より 著者:夏目漱石
け》だろう。こんな事はよくあるもんだから、いざと云う場合に、敵は敵、味方は味方と板行《はんこう》で押したように考えないで、敵のうちで味方を探したり、味方のうちで....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ぼ》みあり、竜宮の乙姫《おとひめ》が鏡にせんとて、ここを採り去ったという、由来書板行して、寺で売りいたと。 何がな金にせんと目論み、一つの鐘に二つまで瑕の由来....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
を比較すれば広重は北斎の如く苦心する所更になかりしが如し。殊にその晩年安政時代の板行《はんこう》にかかる名所江戸百景の如き、その意匠の奇抜にして筆勢の軽快なるに....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
降谷内匠の書上にみえている(『京都お役所向大概覚書』所収)。その暦本を降谷内匠が板行して、江戸・会津・三島・山田・奈良の五箇所へ下し、五箇所の暦師がさらにそれを....