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枕経
「枕経〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
枕経の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
ておらぬでもあるまい」
冬の日が、わびしく夕ざれて、夜になって、仏間の方では、
枕経《まくらぎょう》のこえが、うら淋しく断続している。
今は、父子、死んだ浪路....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
りバクチは親父の生きとる中は大幅で遣れませんでしたが、死ぬると一気に通夜の晩から
枕経の代りに松切坊主を初めましたので、三年経たぬ中に身代がガラ崩れのビケになって....
「後光殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
夕食後の七時半から八時頃迄の間は、檀家葛城家の使者と会談し、それから同家に赴いて
枕経を上げ、十時過ぎ帰宅したと云う旨を述べ終ると、俄かに襟を正し威圧せん許りな語....