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枕言
「枕言〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
枕言の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夢殿」より 著者:楠山正雄
をお詠みになりました。 「しなてるや」というのは、片岡山という言葉に冠せた飾りの
枕言葉で、歌の意味は、片岡山の上に御飯も食べずに飢えて寝ている旅の男があるが、か....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
う言葉はこういう時にこそ使われると思いました。堂々としていて率直で、すくなくとも
枕言葉歌の類ではないし、私にとっては名歌だけれど、あんまりほめるのを書いてもらう....
「青春論」より 著者:坂口安吾
ろうか、と云う。生憎この和歌を僕はもう忘れてしまったが「水はぐむ」とか何とかいう
枕言葉に始まっていて、住持にはこの
枕言葉の意味が分らないのである。この和歌にも相....
「国号の由来」より 著者:喜田貞吉
また一方に、我が国が東方|日出処にあるが故に、これを日本と称し、我が国でもそれを
枕言葉として、「日の本のヤマト」なる称呼が用いられた。かくて推古天皇の使いを隋に....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
郎」 と、土足でその背中を踏みつけて、 「知らねえというなア申し上げますという
枕言葉だ。そんな白をいくら切っても、手加減をするような眼八じゃあねえ! 吐かせ、....