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「林務〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

林務の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
白峰山脈縦断記」より 著者:小島烏水
も知れない、彼らは盗伐して、板に挽いて、曲げ物のように組んで、里へ出すのである、林務官などが殺されたりするのも、こういう路で、不意に盗伐者に邂逅するときである、....
木曽御嶽の両面」より 著者:吉江喬松
探偵でさあ。」 「探偵? 何の探偵だえ。」 「何に、つい二、三日前にね、山の中で林務官を殺して逃げた奴があるでね、其奴が何でも坊様の風をして逃げたって事だで、其....
望郷」より 著者:服部之総
分離したものは、終戦直後から二・一ストにいたる大嵐であった。この嵐の中から、道庁林務課の年わかい一係長が新しい知事に選出されたのであった。去年の春、任期を満たし....
種山ヶ原」より 著者:宮沢賢治
ります。その旅人と云《い》っても、馬を扱《あつか》う人の外は、薬屋《くすりや》か林務官《りんむかん》、化石《かせき》を探《さが》す学生、測量師《そくりょうし》な....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
地や山林に関した仕事をしていた。商才に長けてなかなか機敏な人であった。 「一寸、林務官が見えていますから。」と時々中座した。その時の二階の客というのが、今思うと....