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林子平
「林子平〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
林子平の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
ると、わたしがお辞儀しても口惜しくないと思う人は三人ある。曰く、伊達政宗。曰く、
林子平。曰く、支倉六右衛門。今度もこの三人の墓を拝した。 政宗の姓はダテと読ま....
「惜別」より 著者:太宰治
ている三沢初子の墓や、支倉六右衛門の墓、また、金も無けれど死にたくも無しの六無斎
林子平の墓などを訪れて、何か深い意味ありげに一礼して、その他、榴ヶ岡、桜ヶ岡、三....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
人も支那人と同じく蜻※の形を竜に似た者と見しより右様の咄《はなし》も出来たので、
林子平が日本橋下の水が英海峡の水と通うと言ったごとく、従来誰も解せなんだ蜻※の英....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
先生が少しくハズミ出して、 「さあ、そこへ行くとこの道庵なんぞは大したもんだぜ。
林子平《りんしへい》じゃねえが、親もなければ妻もなし、妻がなけりゃあ子供のあろう....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
だと、ああいう議論をする書物は、さし当り絶版ものでしょう、ことに最近は――仙台の
林子平や、三州の渡辺崋山あたりでさえ、あの通りやられるのだから。しかし、西洋はそ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
秀吉を除いて、本当に海外に志のあった豪傑は、まず政宗でしょうかな――近世の奇物、
林子平《りんしへい》なんというのも、たしかに政宗の系統を引いている。他の土地から....
「黒船来航」より 著者:服部之総
インドや中国を開国させた実績にてらして日本の愛国者にはよく分っていた。だからこそ
林子平《はやししへい》が『海国兵談《かいこくへいだん》』を出し、橋本左内《はしも....