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「枚方〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

枚方の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
ぐれえで、もったいなくもこのおれが、そうやすやすとお出ましになれるけえ。二、三十枚方役者が違わあ。おめえたちふたりにゃちょうどがら相当だから、てがらにしたけりゃ....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
て置いた。それから三十石を一艘借切って、駕籠や荷物と一所に乗込んで淀川を下った、枚方《ひらかた》へ来ると『食らわんか舟』がやって来て、わざと客を罵りながら食い物....
近藤勇と科学」より 著者:直木三十五
て、夜戦に、いくらか戦ったが、誰も鉄砲の音がすると、出て行か無くなってしまった。枚方《ひらかた》へくると、敗兵が、堤《どて》の上に、下の蘆《あし》の間に、家の中....
平賀源内捕物帳」より 著者:久生十蘭
て行った。 それから二刻《ふたとき》ばかり後、源内先生は淀川堤に沿った京街道を枚方《ひらかた》の方へセッセと歩いて行く。何か余程気にかかることがあると見えて、....
空中征服」より 著者:賀川豊彦
、少しの間でも自然と接触を保ちたいと思った。 彼は天満橋から京阪電車に乗って、枚方まで行き、枚方から東の岡を登って、彼の好きな北河内|交野の原に出た。彼はひと....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
出立を見届け、安治川屋敷の者たちは、未明、淀川を小舟でさかのぼって大阪の外に出、枚方の茶店で支度、津田の並木で周馬の来るのを待ち伏せようという約束。 で、啓之....
私本太平記」より 著者:吉川英治
一勢は、都のひるをあとに、西へ立って行った。 この二十一日の朝―― 正季は、枚方から、淀川を北へ、渡っていた。 兄正成よりも二日|遅く、彼は河内の赤坂を立....