» 果たし

「果たし〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

果たしの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
義血侠血」より 著者:泉鏡花
…」 「それはいかん! 自分の所望《のぞみ》を遂げるために恩を受けて、その望みを果たしたで、報恩《おんがえし》になるものではない。それはただ恩に対するところのわ....
奈々子」より 著者:伊藤左千夫
つと、提灯を動かした拍子に軒下にある物を認めた。自分はすぐそれと気づいて見ると、果たして亡き人の着ていた着物であった。ぐっしゃり一まとめに土塊《つちくれ》のよう....
去年」より 著者:伊藤左千夫
の家に飛び込んだ。けれども門にはいってあまりに家のひっそりしているを気づかった。果たして間に合わなかった。三十分ばかり前に息を引きとったとのことであった。博士は....
紅黄録」より 著者:伊藤左千夫
をしたものかなと、幾度悔いても間に合わなかった。それより四カ月とたたぬうちに父は果たして石塔の主人となられた。一村二十余戸八十歳以上の老齢者五人の中の年長者であ....
成長が生んだ私の恋愛破綻」より 著者:伊藤野枝
多いと私は思います。そしてまた、よく子供のためにいいとか悪いとかいいますが、何が果たして幸福であり何が不幸になるか、容易に他から差し出てきめる事は出来ないと思い....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
で、そして奥深い感じが致しました。 岩屋の入口には、神様の言われましたとおり、果たして新しい注連縄が一筋張ってありました。 一と通り見物が済むと、私達は再び....
甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」より 著者:井上円了
り。例えば、某家に今かくかくのことありと告ぐるとき、その家に至りて問い合わすに、果たしてそのことありという。これ、あに奇怪にあらずや。第三に、その声、よく他人の....
妖怪学」より 著者:井上円了
なわち超理的これなり。しかれども、超理的必ずしも人知以外に存するにあらず。もし、果たして人知のほかにあるときは、我人これを知るべき道理なし。いやしくも、その超理....
妖怪学一斑」より 著者:井上円了
したわけではありませんがその研究中であって、いろいろその事実を収集しております。果たしてこれが何年の後に成功するか分かりませんが、どうぞしてこれだけの事実を集め....
妖怪報告」より 著者:井上円了
においては労することなしといえども、かの空中自在の飛揚に比すれば、その苦と歓とは果たしていかんぞや。余や、この籠を居となす、すでに一年。その間、先生により、つつ....
迷信解」より 著者:井上円了
せよ』と。僕、大いにその厚意を謝す。すでにして僕、楼上にのぼりて床の間を探るに、果たして紙包みと折り詰めあり。紙包みを開き見るに、その中には木の葉あるのみ。折り....
妖怪玄談」より 著者:井上円了
らざるをもって、衆その天狗にあらざるを知る。また曰く、「しからば汝、猫ならんか。果たして猫ならばこの足をあげよ」と。このとき竹の足あがること一寸ばかりゆえに、猫....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
。そのいわゆるインド、アラビアはヤソ教国にあらず、ギリシアまたヤソ教国にあらず。果たしてしからば、ヤソ教国の文明は、仏教国、イスラム教国等の源泉より流出せるもの....
西航日録」より 著者:井上円了
が起こったのだ。) 余おもうに今回のことたるや、人災と名づくべきものならんか。果たしてしかりとせば、風災、火災、人災の三災に逢遇せりといわざるを得ず。 十三....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
。東亜も西欧もすでに老成しており、むしろ南半球の地はなにごとも年若いのだから。)果たしてしかりとせば、自ら南球を一周し、各州各島の風土に接触して、その実況をわが....