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果報は寝て待て
「果報は寝て待て〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
果報は寝て待ての前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「妖婆」より 著者:芥川竜之介
るだろうと思うから。――まあ、そんなに急がないで、大船に乗った気で待っているさ。
果報は寝て待てって云うじゃないか。」と、冗談《じょうだん》まじりに答えました。す....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
ぴんときくと、急におめかしを始めたんだからね。ちッちッ、ありがてえ! まったく、
果報は寝て待てというやつだ。久しぶりで伝六さんの飲みっぷりのいいところを、べっぴ....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
そうゆえ上機嫌じゃ。先ず早ければあすの朝、お膳立てに手間をとれば夕方あたり、――
果報は寝て待てじゃ。床取れい」 心待ちしながら上機嫌でその朝を迎えたのに、しか....
「金銭無情」より 著者:坂口安吾
屋に六・一自粛の当日から俄に客の往来がはげしくなつたから、物に動じない大先生も、
果報は寝て待てと昔から言ふけれども、ハテナ、夢に見た蝶々がオレだか、今のオレが夢....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
り降《くだ》る露《つゆ》のごとくにおのずから身に至るものとあろう。といって決して
果報は寝て待てという意ではないが、己《おの》れの正しいと信ずる事さえやっておれば....