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「枝幹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

枝幹の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
身がちょうど人猿そのもののように完全の野人になり切っていた。森林を走るに、枝から枝幹から幹を伝わって風のように速く走ることも出来た。高い梢の頂上から藪地の上へ飛....
日記」より 著者:宮本百合子
曜)晴 風少しあり。晴れた空に柳の、少し茶がかった枝が、優寂な趣を見せて居る。枝幹が茶がかり残った緑葉が、スッスッと斜に緑青でもかすったように見える。 『思想....
樹の根」より 著者:和辻哲郎
いっぱいの努力をつくしたように、枝から枝と分かれて、乱れた女の髪のごとく、地上の枝幹の総量よりも多いと思われる太い根細い根の無数をもって、一斉に大地に抱きついて....