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枝炭
「枝炭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
枝炭の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
頃、戸外に一度この声を聞く時は、狐窓から呼び止めて熱いのをと幾つか誂える。心得て
枝炭新たにさしくべ、パタパタと急しく渋団扇ものせば、忽ちにパチパチと勇ましい音し....
「開扉一妖帖」より 著者:泉鏡花
の毒にも、山小屋、飯場のパパは、煩ってなくなった。 お妻は石炭|屑で黒くなり、
枝炭のごとく、煤けた姑獲鳥のありさまで、おはぐろ溝の暗夜に立ち、刎橋をしょんぼり....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
る迄。いぬる天保の頃までは。茶呑咄しに残したる。炭売|多助が一代記を。拙作ながら
枝炭の。枝葉を添て脱稿しも、原来落語なるを以て。小説|稗史に比較なば。所謂雪と炭....