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枢密顧問官
「枢密顧問官〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
枢密顧問官の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
し、往々『天の秘密の司官』という官名で奉職していた。彼らの位階は近衛兵の司令官や
枢密顧問官(『王室の秘密の司官』)と同様であった。そしてこれらの高官と同様に、階....
「カール・マルクスとその夫人」より 著者:宮本百合子
エニー・フォン・ヴェストファーレンという令嬢があった。イエニーの父は、トリエルの
枢密顧問官であった。転任して来たときからマルクス家と親交があった。この
枢密顧問官....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
主は老中上席を辞退せられたとはいえ、前より職としていらるる溜間詰(今でいえばまず
枢密顧問官)の立場よりこの危機一髪の情勢を非常に憂慮せられて、或る夜などは二条城....
「雪の女王」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
間にはいらせてもらいましょう。』と、いいました。広間にはあかりがいっぱいついて、
枢密顧問官や、身分の高い人たちが、はだしで金の器をはこんであるいていました。そん....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
を薄らがせてしまった。 三 ミンナ それらのことから四五か月前に、
枢密顧問官シュテファン・フォン・ケリッヒの未亡人となって間もないヨゼファ・フォン....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
い兵隊にしなだれかかりたくてうずうずしているんだ。 二十七日の朝、名誉隣組長の
枢密顧問官のKさんが、 「こんな回覧板が出ましてねえ」 と大きな声でいいながら....
「墓地展望亭」より 著者:久生十蘭
紅潮させて、 「今年の一月末、とつぜん、王党派の陸軍大臣イゴール・アウレスキーが
枢密顧問官に推薦され、大臣には、陸軍次官のイッシャ・ポチョムキンが転補されること....