枢軸[語句情報] » 枢軸

「枢軸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

枢軸の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
の政治的単位になろうとする傾向が顕著であり、見方によっては、世界は既に自由主義と枢軸の二大陣営に対立しようとしている。準決勝の時期がそろそろ終ろうとするこの急テ....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
パはもうすぐ食糧で大破綻を生ずると思う。アメリカも食糧でたいへんらしい。食糧で反枢軸国はまず敗北相をあらわしはじめるよ」 ◯先日F君の話によると、まだ風船爆弾は....
応仁の乱」より 著者:菊池寛
氏に還さねばならないからである。政則は勝元とは姻戚の間であり、東軍に在っては其の枢軸である。勝元は彼を排してまで和するの勇気もなく、此の話は中絶した。 此の後....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
ない。哲学は現象の複雑相を説明する統一原理を求むる学である。一と多との問題はその枢軸である。いま氏は実在として唯一絶対者を立した。この絶対者は一にして同時に多で....
暗号音盤事件」より 著者:海野十三
の国際都市の観があった。この国は英米側に立つのでもなく、日本、ドイツ、イタリヤの枢軸国側に加わっているのでもなく、完全な中立国であった。だから、リスボンの町は、....
地軸作戦」より 著者:海野十三
全土は美しき雪原と氷山とに化してしまい、凍結元祖屋さんだけに有終の美をなしたと、枢軸国側から拍手喝采を送られることになろうもしれぬのである。しかし、そのときには....
英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
ある。かなり古い日附の新聞だった。七八ヶ月も前の新聞だ。 わがイギリス軍と独伊枢軸側との戦闘は、フランス戦線をめぐって猛烈を極めているとの記事で充満していた。....
科学論」より 著者:戸坂潤
何か倫理的、道徳的なものだと考えられる点だ。フィヒテはそこから、典型的な観念論の枢軸だったのである。 そこで、今人間のこの実践活動が、歴史的、社会的なものだと....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
と呼ばれた反動思想も、立派に思想の形態となったもので、その限り立派に文化の一つの枢軸をなすものではなかったか、と云うかも知れないが、その思想自身が一向に思想らし....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
文章は、物理学的には、人工的にそして数的に定義された重量という記号化された言葉を枢軸として、定式で叙述したり或いは普通の文章で叙述したりする。自然科学の主な部面....
最近日本の科学論」より 著者:戸坂潤
うことが出来るだろう。――そういう意味に於て、唯物論を、意識的無意識的に、問題の枢軸としているということを、吾々は見落してはならないのである。之が今日の科学論に....
科学的新聞記者」より 著者:桐生悠々
的なる普通の新聞記者も、将来に於ては、これと同様科学的であらねばならない。現在の枢軸国家及び民主主義的国家に於ける新聞を見るに、いずれもその民族または国家の特殊....
美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
あらわれであって、これがわれわれ民族の審美と倫理との上に他民族に見られない強力な枢軸を成して、綿々として古今の歴史と風俗とを貫いて生きている。此の明るく清らかな....
クリティシズムと認識論との関係」より 著者:戸坂潤
てはならない。 尤も批評家がこの建前を自覚するしないは別問題で、批評家が批評の枢軸を意識しようがしまいが、現実の批評が、而も相当高度の批評が、行なわれ得ること....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
下の事変はその陣痛である。 これらの未完成の四集団は既にいわゆる民主主義陣営と枢軸陣営の二大分野に分れ、ソ連は巧みにその中間を動いて漁夫の利を占めんとしつつあ....